釣り人が知っておくべき釣りに纏わる危険
最も重要な事項は気象や釣り場環境に関する安全面について。
台風などの分かり易い荒天は論外として
遠雷でも落雷の可能性があるとか、街中だと電線に竿が近づいただけで感電とか。
岩場で足場が不安定とか濡れてるとかコケやノリで滑りやすいとか
鹿島港南堤のようにそもそも場所自体が危険だとか
その辺については釣りに限らず安全に対する嗅覚の問題ですね。
毒魚等の危険な生物
フグを食べる素人なんて論外も論外ですが
フグの歯が危険なことは釣り人以外にはあまり知られていないかも。
釣り糸や釣り針がプッツリ途中で切れている場合はほぼ間違いなくフグの仕業。
ニッパ―のような歯で噛み千切っていきます。
その他に挙げれば
ゴンズイ(毒棘)
ハオコゼ(毒棘)
アイゴ(毒棘)
太刀魚(歯)
オニカサゴ(毒棘)
クラゲ類
アカエイ
等々…
食べて危険なものと言えば
一つ前の記事で書いたイシガキダイを代表とする南洋系の魚のシガテラ
といってもシガテラは全ての個体が持つ毒ではないのが難しいところです。
イシガキダイの場合は4kg以上の大物、いわゆる「クチジロ」と呼ばれるような魚は要注意だそうです。
稀に富津あたりで釣れるイシガキダイはせいぜいワッペンサイズなのでそもそも可食部がありません…
サバに代表される主に青魚を生食すると起きる可能性があるアニサキス症候群
釣り人の間では通称:アニーと呼ばれる憎いアイツ。
悶絶するほどの痛みらしいです。
間違ってもサバを生で食べてはいけない。
以前会社の同期M波と一緒に釣りに行った際に、釣ったサバを持ち帰って〆サバにして食べたと聞いてちょっと血の気が引いた。
釣ってすぐサバ折りにして内臓を取り除いて海水で洗ったのが幸いしたのかアニサキス症候群にはならなかったようですが
酢で〆てもアニサキスは死なないそうなので良い子はマネしちゃダメだよ。
ちなみにお店で食べる〆サバは業務用冷凍庫で急速冷凍してアニサキスを殺しているそうです。
ソウダガツオでよく起こるヒスタミン中毒
特にマルソウダはヒスタミンの濃度が高いので食べる方法には注意が必要。
腸炎ビブリオ
シイラを釣ったことが無いので一昨年ぐらいまで知りませんでしたが
シイラの体表にいるらしいです。
シイラを触った手で他のものを触ると次々と汚染していき
そんな状態で刺身なんて食べるとトイレ籠城戦必至だとか。
クドア・セプテンプンクタータ
最近よくニュースで目にするアレです。
主に韓国産のヒラメに寄生が確認されるとか。
毒は無いけど触って危険なのはタイの歯とかスズキのエラブタとか、背鰭・腹鰭・尻鰭のトゲとか
非常に地味ですけど、私個人としては最も身近で危険なのがコレ
まず、タイ類は貝とかカニとか殻ごとバリバリと噛み潰して食べる食性なので、口に指を突っ込もうものなら爪ぐらい持っていかれます。
シーバスやる人なら良く知っている「スズキのエラ洗い」はエラブタでラインを切ろうとしている訳では無いそうですが
まあエラブタにラインが当たれば切れる、ってぐらいカミソリみたいに鋭利と言われています。触ったこと無いけど。
鰭のトゲ。今タイピングしてる手が傷だらけなのは〆たり内臓抜いたりしたときに刺さったり切ったりした跡ですね。
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- 2016/06/02(木) 00:20:36|
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