シン・ゴジラについて
宮台先生は冷ややかに観ている
みたいなツイートを見かけたので調べたら
去年の夏に評論書いてたのね。
私はシン・ゴジラは面白かったと思ったけど
何がダメだったのか
宮台先生の評論を読むと
最初は反感を持って読んでいたのに
頭の先からケツまで納得するしかなかった。
そしてシン・ゴジラのどこがダメで
シン・ゴジラが何故ヒットしたのか
さらにシン・ゴジラがヒットする日本(人)が如何にクソであるか
という着地点まで予想通り過ぎる内容が
キッチリカッチリ書いてあった。
一点だけ
知らないとか理解できないではなく共感出来なかったのは
映画視聴後の絶望感について。
宮台先生曰く
第2次大戦で機能不全を起こした行政官僚制が
シン・ゴジラの中では絶望的な国難を奇跡的に超克した希望あるフィクションとして描かれており
視聴後に現実世界に引き戻された時に思い知る、じゃあ現実にはどうか
と考えた時の落胆というか絶望
が不快だった、みたいな。
まずアレを観て
自分たちはこのままで良いんだ!
と思うようなヘタレではない。
その程度で自己否定から解放される程ヤワなヘタレ方してないねん。
何があっても常に自己否定し続ける強固なヘタレはあの程度で自分や日本の未来に一瞬でも希望も見出したりなんてしない。
そこが決定的な違いですね。
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- 2017/11/14(火) 20:46:08|
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