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臥龍の最先端研究

釣りと堀江由衣とラジオについての日記。

これからの釣具の話をしよう

最近よくやる妄想

初心者にお薦めする磯竿選び

なお初心者の磯竿を選ぶ予定は無い模様。


磯竿を選ぶ上での選定基準は

1.メーカー
2.価格(グレード・銘柄)
3.デザイン
4.長さ
5.号数
6.細かいスペック

こんなところでしょうか。


まず磯竿のメーカーと言えば

がまかつ
シマノ
ダイワ

の3大ロッドメーカーが真っ先に思い浮かびますが

がまかつは無視して良いでしょう。

ときどき

「無い腕を良い道具で補うためにも、初心者こそ良い道具を使うべき」

という論を唱える人がいますが

初心者の最初の1本にINTESSAを薦めて良いのは

その初心者が余程の金持ちの場合だけでしょう。

磯竿なんて初心者の内は絶対穂先をポキポキ折るに決まっているに

INTESSAの穂先を折ろうものなら修理代でダイワのミドルクラスの磯竿1本新品が買えるんじゃないですか?

INTESSAに限らず、基本的に他メーカーのエントリークラスの価格帯の商品がラインナップしていないので

がまかつは磯竿の扱いに慣れて来たら考慮すれば良い特別な存在という位置づけで良いと思っています。


磯竿メーカーは他にも宇崎日新やWizz、プロマリン、上州屋限定ですがSZMなど

安いメーカーもいくつかありますが

この中で宇崎日新については所有していないので何とも言えませんね。

カタログだけを見ると、このスペックでこの価格はかなりのハイコストパフォーマンスだな!

とか思いますが、ネットで評判を見ると2極分化が最も激しいメーカーで

想像するに宇崎日新のユーザーがアンチで、社員が擁護する対立構図ではないかと思ってます。


Wizzの磯竿は1本持ってますが

一応磯竿とは銘打っているものの、2.7mの極端に短い番手をチョイ投げ用に購入したものなので磯竿として評価はできません。

でもシロギス用のチョイ投げでかかった小さなハゼを針から外さずにそのままぶっこんで置いたら

25cmぐらいのショゴを釣ったことがありましたね。

シロギス用の0.8号ハリスでヒヤヒヤしましたが2.7mと短いながらも竿全体で引きを吸収して上手く魚を寄せられたので

私の中ではまあまあ気に行っています。

チョイ投げ竿としてですが。


プロマリンの磯竿

2号5.3mの番手を2000円で購入した記憶。

まだ消費税が8%に上がる直前だったからこの価格だったと思います。

釣竿業界って消費税が5%から8%に上がった途端に売価で20%ぐらい上昇した感覚なんですが

インボイスが導入されていないせいで消費税が雪だるまになっているんでしょうか?

とりあえず、格安で購入した割にはめっちゃ丈夫です。

ダルンダルンで全くコシが無いけど、これも投げ竿として使っているので特に問題無し。

値段なりですね。


SZM、小5で私が初めて親に買ってもらった磯竿がSZMでした。

クロダイと呼べるサイズを釣った記憶はありませんが

30cm台のカイズまでは釣ってます。

初めてカイズを釣ったのもこのSZMの竿。

今思う。

SZMの1号4.5mの竿でテトラの上からの釣りで

カイズクラスとはいえ良く釣り上げたなと。

相当ペナッペナなんですけどね。


初心者にお薦めする磯竿のメーカーはぶっちゃけ

シマノ
ダイワ

の2択で良いと思ってます。

その他格安メーカーが悪いとは言いませんが

購入した後で責められても申し開きできない。

その点ダイワ、シマノは歩留まりも良いイメージがあるので。


さて、ここからが本題。

シマノとダイワ、どっちが良いか

という問題については、メーカーの優劣は付けられないと思っています。

具体的な竿の銘柄毎にそのスペックと価格を評価するべきかなと。


ちょっとここで見方を変えて

メーカー毎にそれぞれ商品開発のコンセプトがあるのは何となく知ってはいますが

詳しくは知りませんし、詳しく知る必要も無いかな、と思ってます。

ただ最近ちょっと磯竿業界の流れとして知っておきたいのは

価格帯の分布について。

がまかつは先にも話したように、所謂初心者向けというような価格帯の商品をラインナップしていません。

現行モデルで一番安くて「エリネス」になるのかな?

それでも店頭価格で4万円台前半ぐらいのイメージ。

店によってはもっと安いところもあるかもしれませんが

この価格帯ってシマノ、ダイワで言うミドルクラスの価格帯に相当すると思うのですが


じゃあシマノ、ダイワの価格帯はというと

ダイワがオーソドックスにエントリークラスからハイエンドまで満遍なくラインナップされていて

最新の技術特性についてはハイエンドから順次モデルチェンジを繰り返す毎に下位モデルに波及していくマーケティングなんですね。

以前はシマノも同じような仕組みだったんじゃないかと思うんですが

最近はシマノはがまかつを意識しているのかしていないのか分かりませんが

単純にスペックによるヒエラルキーで価格の差別化を図るのではなく

銘柄個々にどのようなシチュエーションで使う竿なのか

というだけでなく、番手の個々にまで個性を持たせて差別化を図ろうとする意図が見えていて

私個人的にはちょっとそれが行き過ぎた感が現れているのが

ファイアブラッドシリーズとイソリミテッドシリーズに見られる

長さ・号数毎にそれぞれ個別の名前が付けられるようになったのが

ちょっとウザいなぁ、と。

具体的には


ファイアブラッド グレ
1.2号 5.1m:クォーターマスター
1.2号 5.3m:テンタクル
1.3号 5.0m:デクストラル
1.5号 5.0m:デリンジャー
1.5号 5.3m:ダイブマスター
1.6号 5.3m:ハイドロスコープ
1.7号 5.3m:サーベイヤー

ファイアブラッド オナガ
1.7号 5.0m&5.3m:ゲイルバード
2号 5.0m&5.3m:グランドブレーカー
2.2号 5.0m&5.3m:ワイルドゲーム

イソリミテッド
1号 5.3m:デルガード
1.2号 5.0m:コルトナイト
1.2号 5.3m:アステイオン
1.5号 5.3m:マイティブロウ

覚えきれん。

中二病ではなく厨二病を患っている人向けなのかな?

と思うぐらい何だかなぁ、と思う。


まあこの辺りはハイエンドとか高級機種の話なので

初心者は考えなくて良い範囲だと思ってます。


シマノの価格帯はミドルクラスのラインナップが少なくなって

高級機種とエントリークラスに2極化しているメーカーというイメージ。

いや、ミドルクラスもあるにはあるんですが

逆に今ダイワのハイエンドが戦略的に価格を下げてきているので

結果的にダイワの上位機種とシマノのミドルクラスの価格差って僅かしかないんですよね。

むしろダイワのトーナメントって何で今こんなに安いのか不思議でならん。

※ちなみに私はトーナメントを一番高い時期に掴まされております。ロッドもリールも。


私も昔はシマノ派だったんですが

カリスマである高橋哲也が磯上物をやる頻度が減り、釣りロマンを求めてが終了したあたりでダイワに鞍替えしたんですが

シマノの何がクソってホームページの見難さ。

ホント分かりづらい。

コレ他の人のブログでも言われているのでみんな思っていることだと思うんですが

シマノさん、他のメーカー、特にダイワを見習ってください。


ダイワは分かりやすいですよ~。

一部例外はあるものの、概ね上から順番に値段が高い順になってます。

即ち、良い竿程ページの上の方に表示されています。

あとはグレードと価格を見比べっこするだけですからね。

実に分かり易い。


最近ダイワのホームページを読んでいて驚いたのは

波濤

先ほどの例外の1つなんですが

コレ、スペックと価格の序列にはしっかりヒエラルキーにハマっているんですが

デザインが良い。


臥龍さん、基本的に赤い釣り竿ってあまり好きじゃなくて

昔インターラインが流行った時代にダイワのフラッグシップモデルだった

メガドライ

持っている人には申し訳ないですけど

ホントセンス悪いなぁ

と思った記憶があります。

まあ当時高校生の小遣いでは到底手が出せる代物では無かったので酸っぱいブドウという意味もありましたが

赤い竿なんて悪趣味だ、という固定観念が個人的にはありました。

最新の波濤を実際に手に取って見るまでは。


最新の波濤、赤いんですけど

赤いんですけど

実に高級感あふれる塗装をしていますね。

そしてトーナメントホールドシートが更に高級感を増してる。

IMガイドは必要最低限の穂先~2番玉口まで装備しているし

そして実売価格だと2万円台前半でコレが手に入るというから驚き。

別にダイワの回し者じゃないですが、これは

勝負掛けてきたな、ダイワさん!

って思いましたね。

正直、その時の精神状態によっては衝動買いしそうになるレベル。


シマノでこの価格帯に相当するのって…

多分、実売価格で相当するものって無いんですよね。

アドバンス磯とラフィーネの間ぐらいの価格帯のハズなので。


アドバンス磯もラフィーネもスパイラルXを搭載しているので

その点においてダイワ製品には無い魅力的な商品なんですが

ぶっちゃけねじれを感じるほどの獲物を掛けたことが無いので必要性が分からないんですよね。

厳密には竿をタメるだけで精一杯の大物というのは何度か掛けたことがありましたが

竿が振られるとそういう問題以前の話でバラしたんで…

今手持ちの竿ではBφRDERLESS BB 495 M-TがスパイラルXを搭載していますが

未だ真価を体感してないですね。

あ、真価を体感せよ、はダイワのキャッチフレーズでしたっけ。


トータル的にみて

予算が許すならば波濤、お薦めですね。

使ったこと無いけど。

むしろ使ってみたい。


ちなみに長さと号数についてですが

最近の流行りは5mのショートレングスですが

アレをお勧めしている人って房総半島で釣りをしない人だと思ってます。

もし房総半島で磯釣りをするならショートレングスは禁物です。

何故なら他の地域に比べて浅いから。

掛けた瞬間に根に突っ込む魚を止めるには

「ロングレングス・先調子」

そのためダイワの大島のように5..7m以上の長竿が選択にに入るのであれば

絶対それをお勧めします。

むしろ私が欲しい。

でも大抵の銘柄は5.3mが基準なので

5.3mまでしか番手が無い銘柄を選ぶなら5.3mがマストです。

特に私のようにテトラの際で釣るような人間には竿は長ければ長いほど有利なので。

じゃあ何でINTESSAの1.2号は5mを買ったのかと言うと

アホだからです。


号数については初心者に良く薦められがちなのは

1.5号

と言われますが、先ほども書いたように

合わせた瞬間から主導権を握る釣りをやろうとするなら

2号でもいいんじゃないかと思ってます。

BB-Xみたいにパツンパツンの竿なら1.5号でも良いですけど。


という訳で臥龍さんが初心者にお薦めする磯竿は

ダイワ・波濤 2号5.3m

定価:3万4000円

…店頭での実売価格は店によりけりでしょうがちょっと高いな。

アマゾンの価格だと2万3072円。

ああ^^~ちょうどいいっすね~。

私が買いたくなってきた。
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  1. 2018/04/09(月) 21:42:43|
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